学習バンザイITエンジニアの精神安穏日記

ITエンジニアというより、IT系雑務者

カイオウガとピカバーグ

エピローグ

カイオウガはカイオウガ。グラードングラードン

性別はない。強いてあげるなら性別はカイオウガ。

だから、我に性別を主張されてもよくわからなかったんだ。

ピカバーグ

ピカバーグ「私らにはね。性別という分類があるのだよ」

カイオウガ「え?雄とか雌とかどういうこと??どんな概念なの?教えてくれない?」

優しいカイオウガは他の種族のことも気になった。

そんな真摯なカイオウガにピカバーグは教えてあげたくなった。

ピカバーグは生物学的な話から社会学的な話まで丁寧に教えてくれた。

カイオウガ「なるほどねぇ。面白い。そういう概念が存在することは理解できた」

カイオウガ「とはいえ、私の種族外の話だからな。色々しきたりみたいなのがあるようだけど、はっきりいってそのへんは関係ないとは思った」

ピカバーグ「関係ないこともないと思うけどな。こうして俺らと関わることだってあるし」

カイオウガ「例えば、いわゆる俺は排泄しないんだよね。オレは完全にエコシステムなんだわ」

ピカバーグ「エコシステム?どういうこと?」

カイオウガ「排泄というか排泄物が海なんだわ」

ピカバーグ「そうなのか」

カイオウガ「出すもんは海だけど、君らの感覚的にはうんこしたいってい感覚と一緒だと思うよ」

ピカバーグ「海ってお前の排泄物だったんだ。きったねぇ」

カイオウガ「ははは。排泄物っていうと基本的に汚い認識だよな」

ピカバーグ「確かに排泄物という言葉は使わずに、海を創ったと考えれば、まさに『海の化身』だよな」

カイオウガ「要するにお前らの糞尿も誰かにとっては資源というか、『母なるなにか』になるってことなんだよな。糞尿垂れ流すような、同じ特徴持つ種族しか普通は目につかないからな。しかたないわな。それで気にするのはその種族の間だけなんだわ。」

ピカバーグ「ゆうて俺らはオスしかいないからな。オスしかいなかったら、メスと分ける意味ないよねーとは思ってるけど、分類上はそうらしい。ピカ◯ュウとかはオス・メスいるらしい」

カイオウガ「そういうことだよなー。実際オス・メスみたいに分けてるから、わかりやすくなっているけど、実際の所、我とグラアドンくんぐらい違うって話だから。それも個々レベルで。そうだから仕方ない。グラアドンくんの都合なんて考えてられんからなー。下手に話しできちゃうから、毎回喧嘩になるような気もする。とはいっても、我とグラアドンくんがそうやって勝手に生きてても、いい感じの調和をもたらしているようだし、結局ちょうどいい具合の均衡が保たれるんじゃなかろうか」