学習バンザイITエンジニアの精神安穏日記

ITエンジニアというより、IT系雑務者

ルッキズムや清潔感観を無効化するヒント

主義

ルッキズムというのは、主義である。

主義というのは、その人の主張である。

また、その人が意識せずとも、その主張・考え方に賛同しているケースもある。

主義の不一致と採用

で、ルッキズムに対しての反発意識は、無意識のうちに自分もその主義に飲まれている可能性を示唆している。

自己が「みため」と認識する部分において、その自己が何かしらの劣等感を感じていて、その感情を言語変換している可能性がある。

イズムなのか?

個人的には、ルッキズムを主義として主張している人は稀で、何者かによって抽出されているように見える。

「それはルッキズムである」と、端的に指摘するために作られた言葉のように感じる。

「主義」として表現することで、対象の個々人をグループにまとめあげ範囲攻撃をすることができる。

また「イズム」とすることで、それを「信条としている人」が存在するようなニュアンスを含ませることもできる。

民主主義や社会主義をはじめとした主義と並べることができ、ある種の社会性を付与することもできる。

イズムにしたがる気持ち

大昔から、生物界隈では見た目がいいほうが社会的にも生物的にもベターなのは、わかりきった話であると思うので、今更どうこういうのも馬鹿げている。

もしかしたら、人間を生物の上位種と祭り上げるような考えや、知性のある生き物として認識する働きが働いているため、ルッキズムは野蛮だとか、知性的でないというような気持ちが出てくるのかもしれない。

または、生物を超越し人間をやめることを提唱する「ディオイズム」なのかもしれない。

清潔感という言葉の裏の感情

清潔感という言葉がどこから湧いて出たのかは知らないが、「清潔」という言葉を用いることで混乱を招いていて、不適切ではあると思う。

もしかしたら、「清潔」=「嫌悪感がない状態」というのが、特定種にはあたりまえのため、そういった言葉が定着しているのかもしれない。

とはいえ、「嫌悪感がほぼない状態」を端的にかつマイルドに表現している言葉だと思う。

また、社会的に一定数の市民権を獲得している言葉ということもあり、みんながつかっているし使ってもいいかな。と思っている可能性もある。

嫌悪感の要素

では、嫌悪の感情の背景にはどんな要素が隠れているのだろうか?

個人的には大きく2つの要素があると考えられる。

  1. 生得的な回避によるもの
  2. 周囲の環境から学んだもの

1. 生得的な回避によるもの

これは例えば、糞尿に対して嫌悪感を抱くのは当たり前であるのと同じである。

五感から害を成しえるような情報を受け取った後、その対象に対して嫌悪を抱くことによって、何かしらまずい状況を回避できる。

2. 周囲の環境から学んだもの

子供の頃は虫触るの平気だったはずなのに、周りが無視嫌いと言っていたら、自分も苦手になった。

これは当然で、基本的に人間は集団行動をするため、周囲に適合できなければ、死ぬ確率が高くなる。

したがって、集団が忌避する対象に対して同調しなければならない。

そして、ときには「忌避」を合理化するような行動を無意識にとってしまうことになる。

「朱に交われば朱に染まる」という話である。

実際にどうするか

このような言動を目撃したり、自分に生じたときは慈悲の念を持って接するのが正しいと私は思う。

ここでいう慈悲の感覚としては、可哀想に+しゃあないな、みたいな気持ちである。

別に私がそれらから完全に逃れられているわけではないので、自分自身も慈悲の対象となりうる。

というのも、社会や生物的な先天的特性によって、「思わされ」ている部分もある程度あるからである。

本人も、気にならないのであれば、気にならないようにしたいに違いない。

例えば、人間に触れた糞尿を浄化する能力があるのであれば、嫌悪のあり方も変わったと思うし、

体に触れたどんな虫でも吸収して栄養素に変換する能力があれば、嫌悪するどころか、デートで「虫浴び」なんかも流行っていた思う。

だが、彼らは、不可避の構造から抜け出せず、そう「思わされて」しまっている。

この不可避の檻というのは、誰もが持っていて、逃れられないがゆえに苦が伴うこともある。

そんなわけで、慈悲という話である。

オプション

人生ゲーム

そんで、社会や人間としての生物界隈で、子孫残しムーブをしていきたければ、取る手段はある。

例えば、特定コミュニティや特定個人にたいして、自分自身が嫌悪対象であるという事実に意識が向きにくい種族もいる。

そういう種族は、ある環境においては淘汰圧が強いかもしれない。

だが、そういう場以外の環境も存在する。

残念ながら、スポーン地点も初期ステータス(ステータスの変更容易性も含め)はほぼランダムなので、別環境に移動すること自体叶わない種族もいるかもしれない。

そこを踏まえつつ、場所を変えたり、特定のコミュニティや個人から評価を得るために邁進したりするのも、ある種の縛りプレイとして、乙である。

その中で、たまたま評価を得ることもあれば、こちらから合わせに言って評価を得ることもあり、それもまた乙である。

これは自分が自分自身という個体、生物としての都合に合わせたらそうなるよ、って話なので、そこも無視しても良いとは思う。

界隈ごっこをしてみる

ルッキズム界隈。清潔感界隈。都会ぐらし界隈に田舎暮らし界隈。色々ある。

スクールカースト気にし引きずり界隈。

男なら黙って界隈。界隈。ぽっちゃり界隈。男は一人の女にホストなるべき界隈。

仮にルッキズム界隈に入門できたとしても、大体のパターンはたかが知れてて、「しょせん見た目」と思ってがっかりするか、「成功感」を感じるくらいである。で、反動で気性が荒くなったり元を取ろうとして、変な方向にいったりもするかもしれない。

そのへんは本に書いてあるし、実践したらわかる。ので、早くそれを済ませて、次の界隈に行くべきである。

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