よく○○を買って、投資と表現することがある。
飲み屋で「この間買った○○良い投資をしたな〜」みたいな声が聞こえてきそうである。
どこから投資と呼んで良いのだろうか。
当然厳密な意味とは違う、個人的に「買ってよかった」の比喩表現として使われるものだと思う。
「よい消費をした」と言っても良さそうなものだが、わざわざ「投資」という表現を取り上げているのはなぜだろうか。
浪費に対しての言い訳や、その商品を選定した自分のすごさのアピールによる自尊心の回復、単純なよいもの共有などが考えられそうである。
ところで
ものを買うというのは、ものの位置が変わり、そのものを使っている体感を感じているだけではある。
そしてそれによって色々な現象が展開していく。そしてその現象を現象として切り取って再び体感していく。
切り取りきれなかった現象も蓄積したりしなかったりしていく。
そう考えると、投資と呼ぼうが消費と呼ぼうがあまり関係ない気もしてきた。